子育てに役立った看護経験

高校を卒業後の進路を決める際、就職するか進学するか悩みました。高校生というまだ子供でしたが、当時は結婚願望というものがまるでありませんでした。若かったので、できないかもしれないというマイナスな思考ではなく単純に仕事をし続けて生きていくのではないだろうかと考えいたのです。
かといって、仕事が大好きになると予想していたわけでもありませんし、実際のところ仕事はあまり好きではありません。楽しさややりがいを感じることはできますが、休みも返上して働くぐらい仕事が好きかと言われれば違います。遊んで暮らせるなら、毎日好きなことをして暮らしたいです。
高校時代、進路を悩んだ結果看護学校に進学することに決めました。看護師は定年がなさそうだし、一生できる仕事だと考えてのことでした。看護師資格を取得し病院へ勤務して、やりがいも楽しさも責任の重さも、それらすべてが刺激になり毎日いきいきしていたと思います。しかし、勤めだして二年後には結婚のために退職することになりました。仕事を続けたいという気持ちはありましたが、主人は専業主婦を求めていました。それを押し切るほどの情熱は持ち合わせていなかったので、あっさりと退職し数年後にやっと子どもに恵まれ今や育児の真っ最中です。看護師として働いて経験は二年ほどですからほど、素人、と言っても過言ではありません。しかし、看護師になるために勉強したことは子育てにとても役立っています。急な発熱時の処置方法や、病気の時の看護の仕方など、学んだことを活かすことができています。
子育ては楽しいのですが、最近心境が変わってきていずれ再び看護師として復帰したいなと考えるようになってきました。ずっと家庭にいると視野が狭まり退屈してきたからです。子どもが小さい内はしっかり側にいてあげたいので、学校に進学させたあたりが狙い目かなと考えています。子育て中に看護師の転職のことを考えるのは大変でしょうが、とにかく挑戦してみるつもりです。